母屋には必要ありません。棟木と軒桁に施工します。
用途・特長
垂木と桁・棟木の接合に使用します。
①垂木を桁、棟木に固定した屋根面と火打金物・火打梁を併用することで、屋根構面の水平剛性を高めることが可能です。
②垂木を固定した屋根面の水平剛性を含む建物の構造耐力が許容応力度計算により安全であることが確かめられた場合には『火打の省略』が可能です。
③垂木の左右側面のどちら側にも取り付けできますが、1本の垂木に対しできるだけ同一面は避けてください。
屋根倍率計算シート
※屋根面の仕様を入力することで屋根倍率計算書を出力できる「屋根倍率計算シート」がございます。
お問合せはCSセンター
電話:0120-558-313 メール:cs@tanakanet.co.jp
各種ダウンロード
取付参考図
CAD
●ラフターロック-取付図 ●ラフターロック-製品図
性能試験
寸法図
■垂木と棟木の接合について
垂木と棟木の接合にラフターロックを取り付ける場合には、垂木の割れを軽減する目的で垂木上端から棟木に向かって別売の補強用ビス(構造用Vカットビス)を施工した後にラフターロックを取り付けてください。(任意)
取付参考図
施工方法
①桁と棟木に対して垂木との交点に金物を1個、できるだけ垂木の同一側面を避けて配置します。
※母屋、隅木、谷木と垂木の交点には取り付け不要です。
②専用角ビットビスTBA-45(8本)で、とめ付けてください。
注意事項
※軒の出がゼロの垂木と桁の接合には「ラフターロック・ZERO」を使用してください。
- 本商品は使用した水平構面(屋根構面)を建築基準法施行令46条3に基づき、告示1899号に定められた許容応力度計算によって安全確認を行うことで、初めて運用できる商品です。諸認定品ではありませんので、詳細な運用方法、それに伴うせん断耐力値等が仕様として定められているものではありません。運用にあたっては、必ず設計者様ご自身で、ご確認、ご判断された上でご使用ください。
- 指定の用途以外には使用しないでください。
- けが防止のため手袋等をはめて作業を行ってください。
仕様
種類 | サイズ(mm) | 商品コード | 梱包(1ケース) | 付属金物 | 重量 (kg/ケース) |
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ラフターロック | 90×90×1.6(t) | AA100900 | 50個 | 専用角ビットビス TBA-45(400本) | 6.0 |
構造用Vカットビス(別売) | 6×L-100 | AA3V1000 | 100本 | − | 1.2 |
材質 | JIS G 3302(溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯)SGHC又はSGCC |
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表面処理 | 溶融亜鉛めっき鋼板(Z27) |
よくある質問
ラフターロックは母屋にはつけなくても良いですか
ラフターロックの対応可能な屋根勾配はいくつですか
3寸~10寸勾配を標準としています。
条件によって施工できる勾配が異なりますので詳細は設計技術マニュアルをご確認ください。
ラフターロックの構造用Vカットビスは必ず必要ですか
ラフターロックの場合は割れを軽減するのが目的になりますので施工は任意です。
ラフターロック・ZEROの場合は必須となります。