用途・特長
水平構面の床倍率を確保できる木造用の鋼製ブレースです。
①横架材間隔0.9~5.5mに対応した水平構面の床倍率を確保できる水平用ブレースです。(床組形状比1:4以下)
②適用範囲内の任意の床組の床倍率を床倍率一覧表から選択できます。
③ビスどめで既存の軸組みに後から取り付けできるため、リフォームにも最適です。
④水平ブレース床は連続して配置することができます。
⑤火打や構造用合板など、平成13年国土交通省告示第1347号に定める床組を併用する場合は、それぞれの床倍率を加算することができます。
⑥ハウスプラス確認検査(株)による評価を受けています。
各種ダウンロード
取付参考図
CAD
●オメガメタルブレース水平用_参考標準図Ver1.1 ●オメガメタルブレース端部金物-製品図
性能試験
●ハウスプラス確認検査(株) HP14-008-1 オメガメタルブレース<水平用>評価書 ●ハウスプラス確認検査(株) オメガメタルブレース<水平用>評価報告書(抜粋)
その他
取付参考図
施工方法
①設置する水平構面の四隅それぞれにオメガメタルブレース端部金物を桁と梁の接合部に位置を合わせ、専用角ビットビスTB-101でとめ付けてください。
②端部金物のボルト孔芯-芯の寸法をそれぞれ計測します。
③ブレースセットを組んで1本の鋼製ブレースにして長さを合わせます。(2本)
④ブレース交差部の金属音低減のための緩衝材をどちらか片方のブレースの中央にセットします。
⑤端部金物のボルト孔にブレースのボルト孔を合わせ、ワッシャーを介して、六角ボルトをナットで手で締めた後、工具で締め付けます。(2本)
⑥それぞれのターンバックル胴を手で締め付けた後、工具で締め付けます。(推奨トルク10N・m)
⑦それぞれのターンバックル胴の両側のナットを工具で締め付けて完了です。
注意事項
- 腐朽、腐食、湿った木材への取り付けは避けて下さい。
- ブレースは必ず「たすき掛け」で使用してください。
- 横架材同士の接合部は床倍率に合わせた接合金物(羽子板ボルト、短冊等)で接合して下さい。
- 金物工法において、オメガメタルブレース端部金物が梁受け金物側面と干渉する部分には使用できません。
- 横架材間隔及び形状比が適用範囲を超えるものについては、評価外となり使用できません。
- 竪木、木材のフシ部分への施工の際は、下穴をあけてからねじ込んでください。
仕様
オメガメタルブレース〈水平用〉を用いた床構面の存在床倍率は、対象建築物のモジュール、床構面の長辺寸法及び短辺寸法に基づき、床倍率一覧表より選定できます。
存在床倍率の引当例
短辺2.275m×長辺2.730m(形状比1:1.2)の場合➡表中の「2.3倍」とします。
材質 | 端部金物 SS400(JIS G 3101) |
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ブレース用羽子板ボルト SS400(JIS G 3101) | |
表面処理 | 端部金物 Ep-Fe/Zn-Fe5(JIS D 0201) 亜鉛・鉄合金めっき |
ブレース用羽子板ボルト Ep-Fe/Zn-Fe5(JIS D 0201) 亜鉛・鉄合金めっき |
「オメガメタルブレース」〈壁用〉〈水平用〉の詳細については「オメガメタルブレース設計技術マニュアル」がございます。
(お問い合わせはCSセンター 0120-558-313)