技術力

Technology

非住宅の中大規模木造建築に対応した
新システムを開発

公共建物等木材利用促進法の施行などにより、高齢者施設や保育所などの非住宅で木造建築への関心が高まっています。タナカでは、これまで培ってきた技術と経験を活かし、従来の接合金物では実現できなかった木造の中高層建築を実現する新システムを製品化しています。

  1. SS MULTI
    ナットレス金物工法

    「取り付けが簡単!105~630mmの材成に適合」

    SS MULTIナットレス金物工法」は、梁受け金物に転造ねじ加工を施しナット不要で金物取り付けができ、さらに3種類の梁受け金物を上下反転使用、組み合わせ使用により105630mmの材成にご使用いただける画期的な金物工法です。

  2. T-WOOD FRAME

    「狭小地の開口部や建物南側の窓部分に最適」

    木造軸組構造内部に設置する柱梁フレームです。耐力壁と開口部を両立させることが可能で、間取りプランの自由度が広がります。また、特殊な部材を使用しない構成になっているので、作業に熟練度が不要で、スムーズに施工できます。

  3. 新・つくば耐力壁

    「設計の自由度がアップし、現場の木材加工も不要」

    一般財団法人日本建築センターから「オリジナル筋かい耐力壁」を用いた3階建て以下の木造建築の構造安定性に関する評定を受けた製品です。狭小耐力壁で高耐力を確保できるので、設計の自由度がアップするほか、現場での木材加工も一切不要になっています。

  4. オメガメタルブレース

    「壁倍率や水平面の床倍率を確保できる鋼製ブレース」

    中大規模非住宅対応システムのひとつです。新築・リフォームの耐震補強に最適な「オメガメタルブレース<壁用>」と水平構面の床倍率を確保できる「オメガメタルブレース<水平用>」があります。いずれもハウスプラス確認検査()の評定を受けています。

  5. 中大規模対応
    〈ストロング〉筋かい耐力壁

    「階高最大4,500mmまで構成可能な筋かい耐力壁」

    壁倍率4倍および5倍相当が縦横比による低減なく確保できるほか、床合板に筋かいを固定でき、直交壁に使用することも可能です。一般社団法人中大規模木造プレカット技術協会の木造軸組接合部標準図および木造軸組筋かい耐力壁マニュアルに対応しています。

  6. ATS
    〈アンカータイダウンシステム〉

    「地震や台風時における生じる転倒力を抑制」

    各階の耐力壁をロッドで連結し、プレート座金で耐力壁の上部を押し付けることで、地震や台風時に生じる引抜力に抵抗するシステムです。従来のホールダウン金物では不可能だった、300Nを超える引抜力に対応。異形全ネジ鋼棒により施工性も大幅に向上しています。

  7. 環境配慮型表面処理

    「環境に負荷をかけず強度・耐久性能を向上」

    住宅の安心・安全を支える接合金物の耐久性を高めるには、表面処理が欠かせません。一方で、地球環境保全の観点から環境に配慮した表面処理が求められています。タナカでは、環境に負荷をかけず強度性能、耐久性能を高める「エコネクターシリーズ」を取り揃えています。